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 アガリクスエキスの秘密

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 大切な腸管免疫
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 Q&A
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発酵菌糸体アガリクスエキスの秘密
 発酵菌糸体アガリクスエキスは、ガンの治療現場でアガリクス子実体を使用しても あまり効果がなかったことの反省から生まれました。
 アガリクスで、注目されてきた成分はβ−D-グルカンと呼ばれる多糖体です。この成分を取り出してマウスに与え、S−180というがん細胞を植え付けて経過を観察する実験から、アガリクスのβ−D−グルカンにガンに対しての効果が高いことが証明されたのです。しかし、人間に使用した場合、このレベルでは あまり効果が期待できませんでした。
 これは、β−Dグルカンが吸収しにくい成分であることや、β−Dグルカンそのものにも効果が足りないからだとも言われています。
 そこで注目されたのが、アガリクス菌糸が作り出すそのほかの多糖体やリグニン改質成分です。一般にきのこが植物を改質していく過程では、有用なアラビノース、トレハロース、アラビノキシランなど多様な有用物質を生成していきます。また、リグニンをきのこが吸収するときにはりグニンを低分子化して有用物質に改変すると言われています。
 発酵菌糸体アガリクスエキスは、これらの人体に有効な成分をより吸収しやすくするために、発酵を重ねて作り出されました。単一な物質のみに注目せず、多種多様な成分を含有することによってアガリクスの効果を飛躍的に高めることに成功したのです。漢方薬が多様な成分から体を治していく力を高めていく自然の摂理を利用しているのと同じ考え方が取り入れてあるのです。西洋医薬のように単一な物質からでは一部の免疫に働きかけることはできても、免疫を総合的に高めるのは難しいことなのです。
 免疫という複雑な防御システムを総合的に活性化させるには、さまざまな成分が有効に働きかけてこそ達成されるのです。
 
大切な腸管免疫
 免疫は腸で作られる。最近、医学界で注目されてきた言葉です。人体がガンやウィルスなどを異物として認識し、これらを攻撃排除するためには免疫が正常に働くことが必要です。免疫の中核をなしているのが、白血球です。白血球には、直接がん細胞を攻撃するマクロファージやNK、NKT細胞などのほかサイトカイン(インターフェロン、インターロイキン)などが含まれています。けがをしたときなど、傷口から透明な液体がでてくるのを観察できますが、透明な液体が白血球です。傷口からは細菌やウィルスが体へ入り込もうとしますが、これらを発見して排除するのも白血球の大切な働きです。毎日出来てくるがん細胞を発見して攻撃するのも免疫というこれらの細胞の働きです。
 これらの細胞を活性化するのが、腸管にあるパイエル盤と呼ばれる組織です。腸管が弱るとパイエル盤の働きも弱くなり免疫も低下すると言われています。食生活では、良質な蛋白質やミネラルを取ることや便秘に注意することなども、免疫を活性化させるうえで大切です。
 
Q&A
Q1 他のアガリクスに比べてどこが違いますか?
A1 菌糸体や菌糸体が作り出した成分を余すところなく発酵させてあります 。消化吸収を高め、従来のアガリクス成分には無いヘミセルロースやリグニン由来の有効成分の抽出に成功したため、アガリクスをはるかにしのぐ効果が期待できます。また、アガリクス子実体抽出液からは、体内の酸化作用を防ぐと言われているSOD(抗酸化物質)は検出することができませんでしたが、発酵菌糸体アガリクスエキスからは、子実体熱水抽出エキスに比較して30000倍のSODが確認されています。また吸収しやすいサイズの有効多糖体が55倍ほど多く含有されています。
Q2 キノコ(子実体)のアガリクスとはどこが違いますか?
A2 キノコは菌糸が成長して、後に子実体を作ります。植物で言えば菌糸が根に、子実体が幹に当たります。もともと菌糸が栄養を吸収したり酵素を出して、植物を有用成分に変えていくのです。菌糸の周囲には、これらの有用物質が豊富に存在するのです。また、アガリクスは、有用成分が収穫直後から消耗していきますから、管理が悪いものはその分有効成分が少ないのです。
Q3 発酵処理するとどうなるのですか?
A3 発酵処理は、消化吸収を高めるために行います。また、栄養成分も発酵により増えていきます。納豆やチーズ、甘酒などは代表的な発酵食品ですが、どれも発酵前よりも栄養価が高まり吸収性も良くなっています。アガリクスの場合、発酵前と後に同じ熱水抽出すると、分子が50%以上も低分子化されてきます。その分、吸収する成分が増えていくのです。吸収する成分が多ければ、効果もその分高まります。
  分子量では吸収しやすいといわれる10,000〜22,000以下のものが50%以上を占めています。
ABSPのGPC(ゲルろ過クロマトグラフィ)分析による成分分子量分画
 






分子量 子実体 弊社発酵菌糸体
21650  0.53 37.88
 8190  0.93 42.07
 2300  3.17  5.37
 1100 42.46  0.00
  470  3.70  3.47
  330  6.08  4.42
  182 43.12  6.79
Q4 β−グルカンについて教えてください?
A4 β−グルカンは、主にカビやキノコ、酵母の細胞壁に多く含まれる物質です。免疫を高める効果が確認されています。その構造によって、β-(1-3)、β-(1-4)など(1-6)までが確認されています。そのなかで効果が高いとされるものが(1-3)(1-6)の構造をしたものだと言われています。アガリクスはβ―(1-3)、(1-6)のグルカンからできています。
Q5 では沢山アガリクスを煎じれば、良いのですか?
A5 アガリクスの細胞壁は非常に硬く水では溶けません。β―グルカンをより多く溶かしだすためには、煎じるだけでは少ししか溶け出してきません。発酵させることにより多く溶け出すようになります。発酵法により違いますが、2倍から10数倍溶け出しています。
Q6 生産場所について教えてください?
A6 日本国内で生産されています。発酵菌糸体アガリクスエキスを作り出すためには、キノコやアガリクスについての知識はむろんのこと、発酵という生化学手法を用いるため微生物にも精通した知識が要求されます。弊社では一定の専門知識を持った人材が生産と品質管理に当たって最善の発酵を行っています。
Q7 アガリクスは重金属を多く含むと聞いたのですが?
A7 日本のように河川が急流で、国土が小さく川が短いのとは違い、中国やブラジルなど大陸土壌では、ミネラル成分が豊富です。その分、重金属も含有しやすい土壌になります。アガリクスは特に有害なカドミウムをよく吸収する性質を持っています。発酵菌糸体アガリクスの場合には、通常の栽培と違い覆土を使いませんので、心配ありません。
Q8 マウスによる実験は?
A8 臨床による結果だけでは、ほんとに効果があるかどうか確認できない場合があります。国立大学医学部の協力を得た共同研究では、メチルコラントレン(MC)という発がん性物質を使用してガンの抑制試験で確認実験をしています。このうち、マウスに10匹中2匹しか発がんせず、ガンの抑制に強力に作用することが確認されました。この結果はインターロイキン12という免疫を賦活する医薬品と同等の効果と結論付けられています。さらに、この結果に誤りが無いか確認実験をYAC-1というがん細胞を用いて行い効果の裏付けが確認されました。
表1.(MC)を皮下投与したマウスの腫瘍発生個体数
 
  対照区
Control
エキス強制投与区
100μl/day
エキス飲料区
Water2:Extract1
10Days 0/10 0/10 0/10
20Days 6/10 0/10 1/10
30Days 7/10 2/10 2/10
Q9 どのようなときに飲用すれば効果的ですか?
A9 空腹時の飲用が効果的です。就寝前に飲むのも効果的ですが、飲用量が多いと元気になりすぎて眠れない場合があります。
Q10 他のキノコと比べてどちらが効果がありますか?
A10 メシマコブやヤマブシ茸などもβ―グルカンが多いなどと言われていますが、有効成分は発酵菌糸体アガリクスのほうが多く含有しています。飲み比べて発酵菌糸体を支持される方がほとんどです。
 
 
 

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